
- 19/12/25
- №22 令和元年12/25 オフィスTENBIN
新しい元号、令和元年は間もなく終わろうとしている。
不定期なコラムであることは初回から断っていたが、これほど不定期になるとは思いもしなかった。
言い訳はたっぷりある。気の利いたタイトルが思いつかない。体調不良。そもそもやる気がない。etc
前回書いた(なんと2年前)漫画本は令和元年7月には発売にまで達した。しかし、それからがいけない。完成が決定的になった時、早春あたりから体調が芳しくないにも関わらず、本の完成予告のご案内を出したまま今年を終わろうとしているが、その間の8月下旬とうとう倒れてしまった。
その時の記憶が全くないが病院に運び込まれて数時間後にぼんやりと覚醒したようだ。その間が推定でも26時間くらい気を失っていたようだ。運よく助かったが、口さがない友人たちは、まだすることがあるので亡夫に追い帰されたのだという。
亡夫に追い帰されなくても、漫画本の正式なご案内も出さぬまま、それに平成が終わる4月30日は奇しくも【日本映像企画】の42期目の決算日。その日に法人を解散。令和元年5月1日から個人事業として【オフィスTENBIN】を発足。そのご案内もなさぬまま中途半端になっているので、もう少し身の回りを片付けてから、いわゆる流行語の(終活)してから改めて出直して来いと言われたようだ。
法人の解散は初めてだったがなんと複雑な。始めるときは印鑑と資本金を用意して役所に届けて有限会社としての出発だったが、解散はうちのように零零細企業でも入院中も退院後も書類の多いこと。時間がかかったのは入院期間は一月半ほどだが退院後に思いがけずに体の不自由さ。まともに歩けず食べられず、やっと薄皮がはがれるように動けるようになったのは12月に入ってから。その生きているのか死んでいるのかわからない状態が長引かせたのだろう。
法人を解散したのだからすっきり辞める選択も出来たが、最後の仕事として自費出版で制作したばかり。自費出版とはいえ、皆様の手に触れて頂くに一番の近道の書店での販売権も流通権も持たない。DVDでは多大な販売貢献をしていただいたPHP研究所で、3000冊を買い取るという条件でお願いした。
発売まで順調に行く筈だった。重大なミスが見つかるまで。
なんでもないことだが奥付に私の名前が外されていたこと。DVDご購入者に一冊ご進呈させて頂いているが、そこのお客様から自費出版と伺ったが、あれじゃPHPの自社の企画制作と取られてしまうという驚くようなご指摘。完成する前の編集段階でそのことは既に伝えていたが、原作でも作画でもない人を奥付に乗せるとういうのは前例がないと冷たく突き放された。前例がなければ作ればいいだけではないか。
完成本を焼却処分にするのは忍びないのでシールを貼ることで一件落着かと思えたが、その時の過大なストレスが倒れる原因になった。他の条件も相俟ってのアクシデントであったが、今回の出来事は私には一生忘れられないと思う。
良くも悪くも大きな出来事は生涯忘れ得ぬものとなる。今回の漫画本の出版と病気。セットで思い出すことになるのでしょうね。
「てんびんの詩」の漫画本を、漫画マニアの方にはお薦めしたい。
作画家さんの手描きへのこだわり。特に細い線を丁寧に描かれている美しさ。スクリーントーンなるものの手作業も最近の漫画家さんの中では希少価値があるようだ。人物・背景は100%手描き!!
あとがきも入れて200頁もの量は読みごたえがある。細かい線を印刷でつぶさないでという要望も満たしてくれた。その分紙質は重みを増す。送料も増す。あ~ぁ
漫画本はごくごく限定的ではあるが書店にも出ているらしいが、アマゾンでも入手困難らしい。もし、読みたいという人がいたら当方、オフィスTENBIN(info@tenbinnouta.com)にお問い合わせください。
数年ぶりのコラム。お読み頂きありがとうございました。
良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。
竹本 梢